海外旅行保険への加入をお忘れなく
海外旅行保険への加入を忘れずに
万が一、怪我や病気で病院や薬局を利用する時は海外旅行保険が便利です。
ここではパンコール島やマレーシアを始め、過去に度々、海外で病気や事件・事故に遭遇した管理人の体験に基づいて、海外旅行保険の利用の仕方をご説明いたしたします。
目次 |
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1.出発前に忘れずに海外旅行保険に加入する。 2.病気や怪我になったらすぐに保険会社に連絡する。 3.病院や薬局のレシート(領収書)は帰国まで持っておく。 4.滞在地になるべく近い保険提携病院を探してもらう。 5.帰国後の治療費も補償される場合もある。 6.帰国後、保険請求用紙に記入&領収書を添付する。 7.まとめ |
1.出発前に忘れずに海外旅行保険に加入する。
管理人もバックパッカー時代は、海外旅行保険に入らずに渡航したり、加入しても一番安いプランだったり、クレジットカード💳に付帯している保険で済ませていました。
パンコール島で仲良くなったノルウェー人夫妻のご主人が目の前で倒れられて、最初に運ばれた本土の病院🏥の医療レベルだとか、その後のノルウェー帰国までのチャーター便(医師付き)🛩の手配だとか様々な問題に共に直面したのを機会に、「自分の不注意からの事故は防げても、突然の病気や他人からの事故はどうしようもない」と考え、渡航前は必ず値段が多少高くてもある程度補償内容が揃ったプランに加入するようになりました。
2.病気や怪我になったらすぐに保険会社に連絡する。
といっても、最初はたいしたことの無い怪我🩹だったり軽い病気は、海外旅行保険を使うまでもないと油断しがちですが、そこから重症化🤕する事もあり、その時に初めて保険会社に連絡をいれるはめになったりもするので、怪我の発生日・病気の発祥日はおおよそでいいので覚えておきましょう。
海外旅行保険の報告期限はだいたい事故・病気発生日から30日以内です。
それを過ぎると保険適用されない場合がほとんどなので契約時に契約内容をよく読みましょう。
管理人は毎渡航時に必ず契約証書と補償内容の書かれた約款などの写しを持って行っています。
軽傷・軽症のうちに保険会社への連絡をし、医療レベルの高い保険提携病院での治療をお薦めします。

3.病院や薬局のレシート(領収書)は帰国まで持っておく。
医療レベルの高い保険提携病院といっても、パンコール島やその他の離島など(いわゆる地方)では、保険会社が提携している病院🏥がありません。
かといって、いちいちその国の首都やある程度大きな都市まで移動するのも、重傷&重症化してからでは身体にかなりの負担がかかります。
保険適用のない病院に行かざるを得ない場合
諸事情で保険提携していない滞在地の病院に行かざるを得ない場合、滞在地(パンコール島など)の病院やクリニックは現金払いしか受け付けていないところがほとんどです。
その時の領収書は必ず帰国まで持っておきましょう。
通院の為の交通費も保険適用
滞在しているホテルなどから病院・薬局などへの移動の為の交通費🚕も保険適用なので、領収書(ご自分で運転される場合はおおよそのガソリン代)は大切に保管しておいて下さい。
診断書は必要?
また、補償を受けるのに診断書が必要だとされていますが、管理人のようにパンコール島の病院・クリニックで診断書が貰えない場合は、それ以外で病気や怪我を証明するモノ(領収書や薬の名前の判る画像など)を保管しておきましょう。
領収書はマレー語でresit(レシッ)。日本語発音でもだいたい通じます。
4.滞在地になるべく近い保険提携病院を探してもらう。
最初はたいしたことのない怪我や病気でも、後々、重症化🤮する場合もあります。
管理人もふくらはぎ付近に出来た小さなかすり傷にばい菌が入って感染症による壊死が起こり、結局、約一ヶ月後に保険適用可能な病院で緊急手術するはめになった事があります。その時の事を織り交ぜて説明します。
気づかないうちに出来たかすり傷が・・・
自分でも気づかないうちに左ふくらはぎ付近に出来た小さなかすり傷。「直ぐに治るだろう」と、傷口にとまる蠅避けに絆創膏🩹を貼っただけでした。
絆創膏の交換時には日本から持参したオロナイン軟膏を塗布。
数日後、傷口がジュクジュクしてきたので、「ばい菌でも入ったかな?」と日本から持ってきた消毒液で毎日消毒。
傷口にオロナイン軟膏を塗布した後、現地の薬局で購入したガーゼを塗布。
傷口が悪化
毎日数回のシャワー後に消毒しているにもかかわらず日を追う毎に脚の傷が悪化。
→薬局で傷を見せて抗生物質💊を購入(領収書を保管しておきましょう)。
※マレーシアでは薬局で医師の処方箋無しで抗生物質が購入出来ます。
約3週間後・・・
抗生物質を飲み続けるも効果なく、脚の付け根のリンパが腫れてきました。
→パンコール島の個人クリニックで抗生剤入りの筋肉注射💉を尻に打つ。
※領収書を保管しておきましょう。
注射のおかげでリンパの腫れは治まったものの、ふくらはぎの傷は悪化するばかり。
保険適用可能な報告期限まであと僅か
保険会社が定める病気・怪我発生から30日以内の報告期限まであと僅か。
ここで初めて海外旅行保険会社に連絡を入れ今までの経緯を説明しました。
しかし担当者いはく「保険提携している病院が近くだと首都のクアラ・ルンプールにしかない」との事でした。
「この脚でK.Lまでの移動は困難なのでなんとかパンコール島に近い本土の病院でお願いします」と頼んだところ、時間をおいて担当者から再度連絡があり、
「本土側の港町ルムッから車で15分程度のSeri Manjung(スリ・マンジュン)にある病院に保険が適用出来るように要請したので、すぐにその病院に行って、救急外来口🚑からお入り下さい」との事。
スリ・マンジュンへは、某日系大型スーパーに日本食の買出しの為に島から何度か行っていたので安心です。
緊急手術&入院
医療設備の整ったSeri Manjung(スリ・マンジュン)の病院で治療を終えたら、近くの日系スーパーで日本食の材料を買ってその日に島に帰ろうと軽い気持ちで島を出たのですが、自身が思っていた以上に重傷だったようで、緊急手術を受けた後3日間の入院を余儀なくされました。
しかし、退院時に戻ってくるデポジットのRm500を入院時に支払っただけであとは海外旅行保険適用。
手術費・入院費はもちろん、その後のパンコール島からの通院費用(交通費など)も後から申請すれば戻ってくるので実質無料です。
病院までの交通費は領収書を持っていれば帰国後に請求出来ます。
この時の詳細は個人ブログの方に載せていますのでお時間のある方は息抜きに是非。
ここまで手配してくれたAIU(現・AIG損保)のスタッフの方に感謝です。というのも、管理人がまだマレー語も英語も辿々しいバックパッカーだった頃に感染症でお世話になったK.L近郊の大病院に勤務していらした通訳を兼ねた日本人アドバイザーの方に「こんな時はAIUが一番スムーズに事が運ぶわよ」と教えて頂いてからずっと海外旅行の時はAIU(現・AIG損保)海外旅行保険に入っています。
5.帰国後の治療費も補償される場合もある。
これは保険のプラン内容によりますが、旅行中の怪我や病気などで帰国後も治療が必要な場合、帰国後72時間以内に病院にかかれば、怪我・病気の発生から180日以内の治療費が補償されます。
管理人は帰国日にK.Lの路上で強盗団に襲われ、腕をナイフ🔪で切られ病院に救急搬送→その2日後に帰国してからの通院費用(抜糸や耳の鼓膜の治療)も補償されました。
といっても、特別な治療でない限りは健康保険が使えるので自己負担額分だけですが。
6.帰国後、保険請求用紙に記入&領収書を添付する。
現地で支払われた医療費や薬代、並びに通院にかかった交通費は、帰国後に郵送(又は保険会社HPからダウンロード)される保険請求用紙に、それぞれの項目毎の合計金額&すべての合計金額などを記入し、それらが正しいか保険会社が判断出来る領収書を添付して郵送すればOK。
領収書が多い時は、自身が判別出来るように領収書の裏に支払ったモノ(医療費や薬。交通費)や日付を書いておく✍と、帰国後に便利です。
7.まとめ
📝海外旅行保険のプランはケチらない。
旅行日数や補償内容(補償されない内容も含めて)をよく考えた上での加入をお薦めします。
クレジットカード💳付帯の保険では不足の事態に補償されない内容が多いです。
📝領収書などは必ず帰国まで大切に保管しましょう。
📝海外旅行保険を悪用しない。
支払う保険料が高いとついつい悪い事も考えがちですが犯罪です。絶対にやめましょう。

以上、安心してパンコール島を始めとするご旅行を楽しんで下さい。